オストメイトの生活を楽しむためのWEBマガジン WiSH MAGAZINE | [衣服について]


ストーマを圧迫したり傷つけたりすることがなければ好みの衣服を着用することができます。
パウチが気になる場合や、パウチの位置によっては、ちょっとした工夫により衣服の心配は軽減します。



パウチの下部は下着のパンツの中に入れても排泄を疎外することはありません。
ストーマ袋が直接皮膚にあたるのが気になる場合は、下着にしたりを出すための穴を開けたり、パウチカバーを利用する方法もあります。
職業上ベルトが必要な場合や、外出でゆとりのない服装(着物など)が必要な時は医師に相談しましょう。





工夫するとよい事

○ ストーマの上にズボンのゴムやベルトがあたってしまう場合は、サスペンダーを利用したり、ストーマの位置により衣服のウエストラインを調節したりしましょう。
○ ゆったりしたウエストラインの服を着用しましょう。
○ ストーマ袋が皮膚に密着して気になる時は、下着にストーマ袋が出せるように穴を開けたり、パウチカバーを利用したりしましょう。





オストメイトの生活を楽しむためのWEBマガジン WiSH MAGAZINE | [仕事について]


手術後、心身ともに回復してきたら仕事に復帰できます。
職場には不意の装具交換を想定して、ストーマ装具や装具交換に使用する用品を置いておくと安心です。



職場のトイレは多数の人が利用するため、排泄の際の臭いが心配となることがあります。その場合は、ルームデオドラントや消臭剤を利用するとよいでしょう。
ストーマを保有していることは、急な体調不良などのトラブルや業務上でのサポートが必要な場合は、状況をみながら上司や親しい同僚などの限られた人に告げるとよいでしょう。
ストーマを保有してもたいていの仕事は行うことができますが、過酷な労働や重いものを持ち上げるような仕事は、
ストーマ旁ヘルニアなどの合併症を発生することがあるため主治医に相談をしましょう。
または、あらかじめ仕事の時にはサポートベルトを着用するなどの対応が必要となることがあります。





仕事復帰の注意

○ 職場にはストーマ装具や交換に必要な物品を置いておきましょう。
○ 臭いが気になる場合は、消臭剤を利用しましょう。
○ 上司や親しい同僚にはストーマを保有したことを告げたほうがよい場合があります。
○ 通勤途中に使用できるトイレを見つけておくと便利です。
○ 服装はストーマを圧迫しないゆったりしたものにしましょう。(サスペンダー使用がとても楽です。)
○ 通勤時は余裕をもって出かけましょう。